徒長とは?植物がひょろひょろ伸びる原因と対策
みなさんこんにちは!
福島県内で外構・お庭の工事をメインに植物も取り扱っているSPROUT(スプラウト)のKuro.です!

今回はよくお店で質問の多いワード「徒長(とちょう=間延び)」についてお話したいと思います。
皆さんからよく
「買った時は可愛かったのに最近可愛くなくなってきた…」
「なぜか葉っぱが窓側の方にばかり伸びる」
「なんだか元気がないように見える…」
などのご相談を頂きます。
せっかくお迎えしたカワイイ植物、カッコイイ植物。出来ることならうまく育ててあげたいですよね!
何株も徒長させてきた私は心の底からそう思います…(涙)
では、まずそもそもの話、「徒長(間延び)」とは何なのかを簡単に説明しますね!
徒長(とちょう)
徒長とは、植物の茎や枝が必要以上に間延びして伸びてしまう状態のことです。
ではなぜ徒長してしまうのか?
通常、植物は光を受けながら、葉や茎をバランスよく成長させていきます。
ところが、光が足りないなどの環境になると、植物は少しでも光を求めるように茎を伸ばします!
その結果、
- 茎が細くなる
- 葉と葉の間隔が広くなる
- 全体的にひょろひょろする
- 葉が小さくなる
- 自立しにくくなる
といった状態になることがあります。
これが「徒長」です。

こちらのモンステラ皆さんはどちらの方がカッコよく見えますか?
左のモンステラの方が葉っぱが青々としていて切れ込みも大きくてカッコいいですよね!
誰しもがカワイイ、カッコイイ姿を想像して植物をお迎えしているかと思います。
ただ!
植物も生き物です。環境によってはどうしても右の姿になってしまうこともあります。
では何が原因で徒長してしまうのでしょうか?
徒長する原因その①
日照不足

徒長の大きな原因のひとつが日照不足です☀
植物は光を利用して光合成を行い、成長に必要なエネルギーを作っています。
光が十分に届かない場所では、植物が光を求めて茎を伸ばしやすくなります。
特に、
「室内だから大丈夫」
「窓の近くに置いているから大丈夫」
と思っていても、植物によっては光量が不足している場合があります。
冒頭でお話した「なぜか葉っぱが窓側の方にばかり伸びる」
これも日照に関係があります。植物のご飯は日光とお水です。なかなか日が入らないお部屋の中で、やっともらえたご飯(日光)
植物たちはご飯をできるだけたくさん貰えるようにと、光の方向へ伸びていきます。
すると、なんということでしょう!
いつの間にか窓側に伸びた植物の完成です…泣
徒長する原因その②
水のあげすぎ

水の与えすぎにも注意したいです!
徒長は、日照不足だけでなく水の与えすぎや、肥料の与えすぎなどによって起こりやすくなります。
特に、日当たりが悪い + 水をたっぷり与える
という環境は、植物が軟弱に伸びやすくなる組み合わせです。
人間で言うと、たくさん食べた後そのまま寝る。その栄養は全部お腹に付いたり付かなかったり…
スミマセン。ナンデモナイデス。
何が言いたいのかというと、植物もエネルギーを持て余してしまうんです!
「元気に育ってほしいから」と水をたくさん与えるのではなく、植物の種類や季節に合わせた管理を心がけることが大切です。
徒長する原因その③
肥料過多

肥料は適量を守りましょう!
肥料をたくさん与えれば、植物がより元気になるとは限りません。
肥料の与えすぎは、植物に負担をかけたり、バランスの悪い成長につながったりすることがあります。
また、時期も大切です。
植物によって肥料が必要な時期と無くても大丈夫な時期があります。
例えばモンステラだと春から秋が一番成長する時期になります。
なので4月から10月の暖かい時期は肥料をあげて育てましょう!
逆に11月から3月は成長スピードがゆっくりになり、肥料もそこまで必要ありません。
肥料は種類・使用量・使用時期を守って使いましょう。
徒長させないためには
さて、ここまで植物が徒長してしまう原因をお話してきました。
ここからはどうやったら徒長を防げるのか、徒長してしまったときの対応策をお話します!
一度徒長した部分は、残念ながら環境を改善しても元のように短く戻るわけではありません。
なので以下のポイントに注意して育てるのが大切です!
① しっかり光を当てる
徒長の一番大きな原因は光不足。できるだけ明るい場所に置き、室内なら窓際がおすすめ。
ただし、急に強い直射日光に当てると葉焼けすることがあるので、徐々に慣らしましょう。
そして綺麗な株姿に育てるコツは鉢を回してあげること!
様々な角度から光をまんべんなく当ててあげることでしっかりとした株に育てることが出来ます!
ずっと日陰にいる子は1週間に2回くらい、日の当たるところで日光浴させると良いです。
ただ日が強すぎると葉焼けしてしまうのでお気をつけて!
② 水やりしすぎない
水が多すぎると、光が不足している状態で成長だけが進み、徒長しやすくなってしまいます…
水やりは「土が乾いてから、鉢底から流れるくらいたっぷり」が基本です!
分かりづらいときは竹串等で土に刺してあげると湿っているかどうかが分かりますよ!
③ 肥料を与えすぎない
肥料、特に窒素分が多すぎると、葉や茎が急激に成長して徒長につながることがあります。
植物の種類と生育期に合わせて、適量を与えましょう。
④ 風を当てる
風通しを良くすることで、茎が刺激を受けてしっかり育ちやすくなります。
中々窓を開けてあげられないときは、室内ならサーキュレーターなどを使って、空気をゆっくり動かすのも効果的です!
徒長してしまったら?
植物の種類によっては剪定や切り戻しを行い、仕立て直す方法があります。
剪定した部分から新しい芽が出て、株がこんもりと育っていくこともあります!

こちらは徒長したコルジリネをバッサリ幹の部分で剪定して1ヶ月半程経った状態。
剪定をして仕立て直しをしてあげるのも植物の面白さの一つです!
最初は少し怖いと感じると思いますが、思い切ってバッサリ切ってみましょう!
種類によっては、切った幹も土に刺しておくと根っこが出て別々の個体として育てられるかもしれません。
ただし、剪定に適した時期や方法は植物によって違うので、種類を確認してから行ってくださいね!
最後に
植物は生き物です。もちろん失敗することもあると思います。
ですがその経験は次の植物に活かせるはずです。深く考えすぎず楽しんでいきましょー!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!
これからも皆様と植物の面白さについてお話しできたらと思います!
では!良き植物LIFEを!
